F-RevoCRMを活用して架電履歴・顧客情報を一元管理

社名F社
業種アウトバウンド専門のコールセンター代理店
利用人数 約25名
都道府県福岡
  • 導入の背景(課題)
    • 製品サービスごとにKintoneで顧客架電リストを管理していたが、顧客が重複し管理が煩雑化
    • コール履歴をKintone上で紐づけできず、誰がいつ架電したのかが把握できなかった
    • コール集計やリストごとの実績を自動化できず、CTI(Zoom Phone)連携を前提としたCRM環境を求めていた
  • 導入後の成果・効果
    • 架電リストからポップアップ画面を表示し、過去5件の架電履歴・顧客情報・入力欄を一画面で確認・登録可能に
    • 架電リスト上でリアルタイムにコール数や目標数字を可視化
    • レポート機能を活用して架電履歴をエクスポートし、集計・報告の効率化を実現

導入前の課題

Kintoneではコール履歴の紐づけや集計が困難だった

F社は、アウトバウンド業務を専門とするコールセンターの運営代理店です。
これまで、各製品・サービスごとにKintone上で顧客リストを管理していましたが、以下のような課題を抱えていました。

  • 架電履歴を顧客情報に紐づけて保存できず、担当者ごとの対応状況が把握しにくい
  • コール数や成果を自動で集計する仕組みがなく、手作業で実績をまとめる必要がある
  • 顧客情報の重複や入力作業の煩雑化が発生し、リスト運用全体の効率が低下していた

こうした状況から、データの一元管理と業務効率化が喫緊の課題となっていました。

CTI連携による一元管理を実現したい

課題解決に向け、F社ではZoom PhoneとのCTI連携を前提としたCRMシステムの導入を検討しました。
顧客情報・架電履歴・担当者情報をすべて一元的に管理し、以下の実現を目指しました。

  • コール業務の自動化と効率化
  • 架電状況や成果のリアルタイム可視化
  • 顧客対応履歴の正確なトラッキング

これらの結果として、担当者・管理者双方の業務負担を軽減し、コールセンター全体の生産性向上を図ることを目的としました。

選定理由

コストを抑えつつ、柔軟なカスタマイズが可能

F社がCRM選定で重視したのは、導入およびカスタマイズにかかるコストの最適さでした。
F-RevoCRMはオープンソースをベースにしたCRMであり、費用を抑えながら自社の業務に合わせた柔軟なカスタマイズが可能です。
特に以下の点が高く評価されました。

  • 顧客リスト画面の構成を自社仕様に調整できる柔軟性
  • Zoom PhoneとのCTI連携設定を自社業務に最適化できる拡張性
  • カスタマイズを行っても、他社製品と比べて導入・運用コストを抑えやすい点

上記の理由から、F社は「コストパフォーマンス」と「拡張性」を両立できるCRMとして、F-RevoCRMを採用しました。

トライアルから導入コンサルまでスムーズに移行

導入プロセスでは、まず30日間の無料トライアルを実施。
その後、約2か月の導入コンサルティングサービスを利用し、Zoom PhoneとのCTI連携設定や運用フローを段階的に整備。

試行段階で要件を丁寧に確認しながら進めたことで、システム構築から本番稼働までをスムーズに移行することができました。

導入後の成果・効果

顧客情報・架電履歴を一画面で管理

ポップアップ画面のイメージ

F-RevoCRM導入後、架電リストからポップアップ画面を表示し、過去5件分の架電履歴・顧客情報・入力欄を一画面で確認・登録できるようになりました。
架電中の情報確認と記録を同一画面で確認・登録できるため、業務の連続性と入力制度が改善しました。

リアルタイムで成果を可視化

リスト画面上にコール数カウントや目標数値をリアルタイムで表示できるようになり、各担当者の進捗状況を即座に把握可能に。
チーム全体で目標に対する意識を共有できるようになりました。

さらに、レポート機能を活用して架電履歴をエクスポートできるようになったことで、日次・週次の集計や報告作業の効率化も実現しています。