CRMの導入準備をわかりやすく解説！

ではF-RevoCRMの導入準備を例にCRM導入の手順と必要な準備を解説します。

1. 目標設定

   CRMに限らず、システム導入を成功させるには、自社にとってどのような機能が必要か、どのような項目を管理すべきかなどの「要件」を的確に定義することが重要です。
   
   とはいえ、細かい機能やデータ構成から考えると「あれもほしい」「これもほしい」と必要以上に機能が過剰になってしまい、逆に必須であった機能や項目が漏れてしまう可能性があります。
   
   そのため、まずは「何のために」「どのような」システムが必要なのか、「目的」を明確にしておきましょう。

   例えば、F-RevoCRMを導入して…

   • 顧客情報を一元管理して社内の情報共有をスムーズにしたい
   • 案件や問い合わせ対応の進捗が一目でわかるようにしたい
   • ナレッジの蓄積・共有を実現したい
   • 他部署への引継ぎやエスカレーションをスムーズにしたい

   …など

   システム導入を進める過程で、目的自体が「システム導入」に置き換わってしまい、実用的ではないシステムを導入してしまったケースも多く存在します。

   システムはあくまで課題を解決するためのツールにすぎません。
   しっかり目的を設定してから進めましょう。

2. データの整理

   顧客情報をマーケティングや営業施策に有効活用するには、情報が正しく管理されていることが重要です。

   そのため、データをCRMにインポートする前にデータクレンジングを行いましょう。

   管理の都合で「二重入力」していた項目は、設定で解消できるのでチェックしておきます。

   また、CRM導入後もデータの一貫性や正確性を保つために、入力ルールの設定も検討しておくこともおすすめします。

3. 現在の業務フローと課題の洗い出し

   業務フローは業務の流れをフロー図で表したものです。業務フローを作成することで「誰が」「いつ」F-RevoCRMを利用すべきか整理します。

   

   

   また、業務課題の整理はカスタマプロセスマップを用いる方法もおすすめです。

4. システム設定とデータインポート

   整理した情報、業務フローから、導入後に必要なモジュール・項目を取捨選択し、関連設定を行います。

   必要に応じてワークフロー（自動化機能）やアラート機能、顧客情報と紐づけたい情報の設定や、チームや部署、役職などに応じた権限や公開・非公開の設定も自社の業務フローにフィットするように設定しておきましょう。

   あとは、「データの整理」フェーズで整理したデータをインポートしたら運用開始です。

どんなに入念に準備をしていても、実際に運用してみて初めてわかる課題やトラブルはシステム導入につきものです。そのためシステム運用は、いきなり全社展開するのではなく、一部の部署やチームからテスト運用することをおすすめします。

全社運用を目指すのであれば、テストと改善を繰り返しながら運用範囲を拡大していきましょう。

今回解説したF-RevoCRMの導入準備は「自走」を想定しています。

しかし、システム導入の準備を自社のみで行うのは十分なリソースと知識があることが大前提です。ほかの業務と並行して進めるともなれば、当然ですがより難易度はあがります。

そのため、導入時のサポートがあるかどうかシステム選定の際にチェックしておきましょう。

例えば、F-RevoCRMの場合は導入コンサルサービスというサポートメニューが用意されています。現状業務における課題分析の仕方や、F-RevoCRMの設定方法や導入後の運用方針など、CRM導入の知識が豊富なエキスパートが丁寧にフォローしながら進められるため、安心して準備を行えます。

また導入準備以前に、運用イメージがわかず導入に踏み切れない、導入準備の流れは理解できても実現できるのか不安といった場合はPoCサービスも用意されており、導入後のイメージがつかめるようにフォローを受けられるます。

導入したものの使えない・使われないシステムにしないために、ぜひサポートの利用も検討してみてください。